【AirpodsProレビュー】今さら買っても大丈夫!AirPods Proは音楽を聴くだけに留まらない価値がある

ガジェット関係

airpods proを先日(2021.9.28)初めて購入しました。
airpods proといえば、言わずと知れたApple社の独立型完全ワイヤレスイヤホンです。


しかしながら、もうそろそろ発売から丸2年が経とうかという今日この頃。いつ新製品が発表されるかわかりません。

僕も大いに迷いましたが、
Apple製品はリセールバリューが高いこともあり、
「Apple製品は欲しい時が買い時」と思っているので、結局購入しました。

感想は
買ってよかった!」です。

もし「気になってるけど、今更買うのはどうなの?」と思っている方がいたら、
その参考になればと思うので僕なりにレビューをします。

ちなみに公式ではなく楽天で購入しました。

後述しますが、ネット通販でもAppleCare+に加入する事ができました。

これまでのイヤホン使用歴

さて僕はと言いますと、決してオーディオデバイス通というわけではありませんが
これまでワイヤレスイヤホンはいくつか試してきました。
最近でいえば

  • Airpods(初代)
  • Beats Flex(Beats)
  • Soundcore Liberty Air 2 Pro(Anker)

などです。
また友達が持っていたり、販売店で視聴してみた機種は

  • Wf-1000XM4(SONY)
  • QuietComfort Earbuds(BOSE)
  • Sport Earbuds(BOSE)

などです。
今回は上記の機種と比較してのいいところ、悪いところをレビューしています。

AirPods Proの良いところ

最近は値段が下がってきている

定価は税込30,580円です。決して安価ではありませんね。

ですが先日のAmazonプライムデーセールでは21%オフの24.154円で売られたは記憶に新しく、
2022.1現在でも楽天などのネット通販では概ね税込26000円台で推移しています。

かくいう僕も楽天で27000円弱で購入しました

商品説明欄には「Apple care+の加入は保証できない」と記載がありましたが、
購入者レビューでは多くのレビュワーさんがApple care+に加入できたとレビューがありました。

僕も購入後にアップルサポートに電話して問い合わせたところ、
本体のシリアルナンバーの確認と、楽天での領収画面のスクリーンショット確認後に
クレジット決済で無事Apple care+に加入できました。

また楽天はAmazonなどと比較してもポイントが付与されやすいので、楽天ポイントを使うことでさらに価格は下げやすいかと思います。

ノイズキャンセリング機能は頭ひとつ抜けている

多くのレビュワーさんが口を揃えていうようにANCは優秀です。


先日発売されたSONYのWF -1000XM4のANC機能で比較されるくらいには優秀です。
2年も前の商品がいまだに比較対象になっているのも、よく考えたら凄い話ですよね。

実際の使用感ですが、ノイズキャンセリングをONにした瞬間は、
まるで水に潜ったようにスーッと外音が消えていく感覚です。


ノイズキャンセリングを試すと、
エアコンの音など、普段何気なく暮らしている環境が、いかにたくさんの音に囲まれていたかがわかります。


あくまで外音のカット機能なので近くの扇風機のモーターの振動などは感じ取れますが、その静寂さはまるで自分専用の書斎にいるような気分になります。

ちなみにSONY WF-1000XM4のノイズキャンセリングも
とても自然に周囲の音をかき消してくれる仕上がりではあります。
が、AirPods Proのノイズキャンセリングはこれらの機種と比べても滑らかさは一線を画しています。

AirpodsProのノイキャンは外音を遮断して無音のまま周囲の景色だけが動いている、というよりは、まるで静かな図書館に突然テレポートしたような、空間ごと移動したような不思議な感覚があります。


音楽をかけずにノイキャンだけをオンにした状態なら
読書や勉強など、集中しやすい状態をいつでも作り出せます。

airpodspro外音取り込み機能イメージ

このように、AirpodsProのノイズキャンセリングは音楽を聴くためのサポート機能にとどまらない、別次元の価値があると言えるでしょう。

とても自然な外音取り込み機能

AirpodsProの外音取り込み機能は
よく「イヤホンに穴を開けたみたいに自然に外の音が聞こえる」と言われますが、まさしくそんな印象です。

音楽を聴きながら誰かに話しかけられても聞き漏らすことは少ないですし、ウォーキング中に音楽を聞いていても「頭の中で鳴っている音」と「外の世界の音」がシェイクされてしまう感覚は少ないです。

airpodspro外音取り込み機能

実際に、実家のリビングに親や兄弟、甥や姪がワイワイしている中で
外音取り込み機能をONにしてiPhoneでYouTube視聴をしてみましたが、動画を見ている途中で誰かに話しかけられても問題なく声を聞き取ることができました。

もちろん動画の音声も特に音量を絞らずに聞いていた状態です。

このように外音取り込み機能は、聴いている音と聞こえてくる外音を見事に両立させてくれます。

他の機種と比べても、この体験は初めてでとても驚きました。

Appleデバイス間連携が超スムーズ

iPadやMacなど、同じAppleIDでログインしている他の端末間をスムーズに移行します。


具体的には「後から再生された端末を追従して接続する」というものです。

例えば帰宅時はiPhoneで音楽を聴いていても、デスクのMacでYouTubeを再生すればそちらに切り替わり、ベッドサイドでiPadを開いてAmazonPrimVideoを再生すればそちらに移行します。

特筆すべきは、これら一連の流れの中でairpods proを触る必要がない、外す必要がない、という事です。文章で説明するのは簡単ですが、実際に使ってみると快適そのものです。

Appleはこういった「ちょっと便利になったよね」というさりげない利便性の追求が本当に上手です。

airpodsproデバイス連携画像

そもそもAppleはPCにおいて、ソフトウェアもハードウェアもオールインワンで設計するところから始まっていますが、今やPCに限らず自社デバイス間連携もオールインワンになっていくところがとても自然で、先見性と発想がすごいなぁと感心させられます。

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空間オーディオ&ステレオの空間化機能

airpodspro空間オーディオ

空間オーディオとは3D立体音響のことで、
イヤホンで聴いている状態でも前後左右に音の定位を広げる技術のことです。

使用感としては、
従来のイヤホンは「耳の中で音が鳴っている」状態とすれば、
空間オーディオは
音源のスピーカーから聞こえてくるように耳の外から音が拡がって聞こえてくる」感覚です。

Apple公式は「全方向から音が飛んでくる」と形容しています。

これにヘッドトラッキング機能が加わり、
頭を右に振れば左耳から聞こえる音の比重が高まり、左に振ればその逆、というように
音の方向がくっきりとするものです。

臨場感を高める効果は抜群で、目を瞑れば
音楽はライブを聴いているような、映画はまるで映画館で聞いているような
そう錯覚をしてしまうほど強力です。

空間オーディオの対応機種
  • iPhone XR以降(iPhone SEを除く)
  • iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)
  • iPad Pro 11インチ
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad Air(第4世代以降)
  • iPad mini(第5世代)
  • MacBook Pro(2018年モデル以降)
  • MacBook Air (2018年モデル以降)
  • iMac(2021年モデル)
  • Apple TVとHomePodを接続

ステレオの空間化とは
空間オーディオに対応していない音源を擬似的な立体音響として再生する機能で、IOS15からの新機能です。

IOS15以降にアップデートされたiPhoneまたはiPadと
AirPods第3世代、AirPods Pro、AirPods  MAXの組み合わせが対応しています。

イヤーピースのフィット感が抜群

カナル型イヤホンは、イヤーピースのサイズなどを調整しても初めのうちは異物感があったり、しばらくすると耳の軟骨部分に痛みを感じることがあります。

これらのストレスはイヤーピースのサイズもそうですがイヤーピースを取り付けるための芯の部分がどうしてもイヤーピースを通して耳道に圧を加えてしまう影響が大きいです。

Airpods proの構造はこれまでのカナル型イヤホンと比べて少し独特で、イヤーピースを取り付けるための芯が本体に存在しません。
そのため上記のようなストレスは非常に少ないです。

こういった異物感や痛みが原因でカナル型イヤホンを敬遠してきた人にとっても試す価値があります。

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やっぱり所有感がある

Appleのワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルだけあって所有感は非常に高いです。


Apple好きには決して無視できない視点ですよね。
僕みたいな貧乏Appleファンは結局こうやって泣きながら買うハメになりましたが、それでも一切後悔をさせない仕上がりはさすがです。。

airpodspro所有感がある画像

このAirpodsProに限らずApple製品はシンプルで、機能的なデザインと触った時の質感に妥協がありません。

持っているだけでも満足感があり、使いたい!と思わせる魅力がありますよね。

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無印Airpodsとどちらがおすすめか

proを買う前は初代air podsを使っていました。

無印は無印でコンパクトさもあり、使い心地は全く悪くありません。

また先日、第3世代の無印AirPodsが発売されました。
新機種はバッテリー持ちの改善、空間オーディオの搭載などの機能強化がされています。

ただ無印シリーズは、あくまで「音楽をきくデバイス」であって、ANCや外音取り込みといった新しい体験をもたらせる機能はついていません。

また、曲送りや一時停止などのデバイス操作も、無印はイヤホンのヘッド部分をコツコツと叩き、proはヘッドから伸びたステムをカチッとつまむスタイルですが
どうしても無印の操作は振動と音が耳道に響くので、音楽を聴いている最中ではノイズになってしまいます。
(AirPods第3世代ではAirPods Proと同様に、ステムをつまんでクリックすることで操作ができるようになりました)

これらの機能差は、静寂や集中といった音を聞く以外でも差を産んでいるので、音楽だけを聞ければいいのでANC機能や外音取り込み機能は必要ない、という方には無印をおすすめできます。

ただAirPods第3世代で約7000円、
AirPods第二世代で約14000円という価格差を考えるとProをおすすめします。

AirPods Proの良くないところ

バッテリー持ちはイマイチ

カタログスペック上は、イヤホン単体で4.5時間、ケース込みで約24時間となっており、その点はやはり「2年前のスペック」であると言わざるを得ません。

特に空間オーディオやステレオの空間化機能が備わってからは、YouTubeやAmazon primeなど映画や映像をダイナミックに楽しむことができるようになったので映画であれば2本分程度で大体バッテリーのほとんどを使ってしまう計算になります。

ケース充電で合計24時間持つとはいえ、イヤホン単体で8時間駆動するモデルなどがある昨今ではバッテリーの持ちはちょっと物足りないですね。

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比べると音質はそれなり

友人の持っているSONY Wf-1000XM4やBOSE  QuietComfort Earbudsなどと比較すると音の解像度や高音域の伸び、低音の効きなど音質面はAirPods Proは分が悪いです。
これははっきりと違いを感じ取ることができました。

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Apple Musicのロスレス音源には非対応

2021年6月よりApple Musicでロスレス音源の提供を開始しました。
ロスレス音源とは文字通りロスの少ない音源、という意味でいわゆるCD音源がそれに該当します。

Bluetooth接続のAirpodsシリーズは軒並み非対応となっています。
同じBluetooth接続のHomePodシリーズも現時点では非対応ですが、今後アップデートで対応予定となっているものの、そのアナウンスにAirpodsシリーズは記載されていません。

今後発売されるAirpodsPro2などで対応する、という噂はあります。

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ケースが自立しない

そのまんまですが、できれば自立してくれたらもっと便利だな…という話です。
この真ん丸フォルムもかわいいので、デザインと実用性のトレードオフなんですけどね。

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下がってきてはいるけれど、値段は高め

最近はAnkerのSoundcore Life P3など、一万円以下でノイキャン、ワイヤレス充電機能などがついた高コスパの機種が出てきています。
お試しで使ってみたいとかAppleデバイスに抵抗がある人でも今はたくさんの選択肢があります。

前述してきたオーディオ機能やデバイス間連携に魅力を感じなければ廉価モデルから入ってみても十分かなと思います。

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AirpodsProの魅力まとめ

まとめると、AirPods Proの真価は

  • デバイス間連携
  • ANCの自然な静音性、空間性
  • 外界と共存できる、外音取り込み機能

など、これまでイヤホンメーカーがこぞって音質の向上を競い合っている様を嘲笑うかのように違う次元、違うベクトルで頭ひとつ抜けています。
誤解を恐れずにいえば、他メーカーのワイヤレスイヤホンとAirPods Proは比べる基準そのものが違ってきているように感じます。

純粋に音質を求めたい人はSONY WF-1000XM4がおすすめです。

iPhoneユーザーで、取り回しのスムーズさや、音楽も聴きながら快適に何か別のこともしたいぜ、音楽を聞かなくても周囲の雑音を気にせずに集中したいぜ、という人にはAirpodsProを強くおすすめします。

以上がAirpodsProを今さら買ってみて使ってみた個人的レビューになります。

完全なる余談になりますが、記念すべき第一回目の記事が大好きなAppleにまつわる記事にできて個人的にとても満足です。

ご静聴ありがとうございました。

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