声やスマホで家電を操作したり、曜日や時間で
自動的に家電を稼働させたり、止めたり。
密かにスマートホームというものに憧れていたんですが、
今回はその第一歩。
Tapo P105というスマートプラグをレビューしていきます。
- スマートプラグに興味があるけど、何ができる?
- スマートプラグできない事は?注意点は?
- 具体的な使い方は?
- 導入の手順は?
このようにスマートプラグの導入を考えている人の参考になれば嬉しいです。
スマートホーム家電の中ではかなり手軽に導入ができるので、スマートホーム化の第一歩としておすすめです。
スマートプラグに興味があるけど、何ができる?
スマートプラグを一言で言えば
「Wi-Fiネットワークを使ってコンセントのオンオフができる」デバイスです。
いわゆるIotってやつです。
internet of thingsの略で、直訳すると
「モノのインターネット」となります。
スマホやPCだけでなく、
例えば家電、車などといったモノが
インターネットと繋がることで
より快適に、便利に、複雑に
活用したり連携したりできるようになります。
今回で言えば、
コンセントプラグがインターネットで通信することでスマホアプリと連携して遠隔操作やスケジュールに従って操作ができる、ということになりますね。
Tapo P105は、tapoアプリという専用アプリからアクセスできるので
・スイッチを入れに移動しなくてもスマホなどから操作できる
・外出先からでもスマホで遠隔操作できる
・タイマーやスケジュール機能で自動オンオフができる
・音声コントロール(アレクサやSiriなど)でオンオフができる
こういった使い方ができます。
逆にスマートプラグでできない事は?注意点は?
コントロールできないものは
「通電状態で待機できないもの、リモコンで操作するもの」です。
- エアコンのオンオフ、運転モードの操作
- テレビのオンオフ、チャンネルや音量操作
- 電気ポットなど熱を発生させるもの
スマートプラグはあくまで「通電のオンオフを切り替えるデバイス」なので
対象は、常に通電状態で稼働、待機できるものに限られます。
また、電気ポットなど熱を発生させるものへの使用は推奨されていません。
操作できるものだったとしても間違えてオンにしたままにすると
火事などのリスクがあるため、ポットやストーブなど熱を発生させる家電などは避けましょう。
僕はスマホでショートカット登録しているんですが、誤ってタップしてしまったのか家に帰ったら間接照明が点いていた、なんてことはありました。
これが電気ストーブだったらと思うとゾッとしますね。
あと、P105はN極型のコンセント(コンセントの2本あるプラグのうち一本が太いタイプ)であるため延長コードやマルチタップを使う場合は、N極型に対応したものである必要があります。
※一般的な壁面のコンセントは対応しているので大丈夫です。

また、導入前にプラグのサイズを想定して購入しましょう。
というのも、これ結構デカいんです。

コンセントって壁面にしてもマルチタップにしても、複数の口が縦なり横なりで並んでいる事がほとんどですので
Tapo P105の隣で使うアダプタのサイズが大きいとスペース的に併用できない事があります。

そこだけ注意が必要です。

僕が実際にしている使い方
僕はLEDライトのコントロールがメインの使い方になっています。
実際に間接照明を2つ、アクアリウムの照明を2つコントロールしています。
動作:間接照明の電球ソケット×2のオン/オフ
使用方法:2つのプラグをまとめてiPhoneのショートカットアプリから1アクションで操作
主に就寝前の1時間ほどはリビングのシーリングライトを消灯し、上記の間接照明の明かりのみで過ごしています。
やや薄暗い環境ですがpcやテレビの視聴には特に支障はありません。
就寝前の1時間ほどの時間、部屋の光量を抑えておくことで
いざ寝るときに寝つきが良くぐっすりと眠る事ができます。

動作:2つの水槽用の照明のオン/オフ
使用方法:Tapoアプリからスケジュール設定して時刻で自動オン/オフする
水槽の水草育成用のLEDライトを、夕方から0時までの間点灯し、それ以外の時間はオフになるように設定しています。
水草育成のためのライトですが、観賞用としても綺麗なので自分が家にいる時間帯につけておくようにしています。とてもとても癒されます。

スマートプラグをコントロールする方法
それぞれのアクセスは以下の3通りです。
①音声コントロールを使う
アレクサ、またはSiriからショートカットを経由することができます。
間接照明はニトリのLEDテープライトとどこかのLED電球で、これらはもっぱらAmazon echo dotから操作していますが、Siriからでも可能です。
LEDテープライトはダイニングテーブルと壁の間に、LED電球は寝室の棚の影またはテレビの背面で、これは気分で定期的に変えています。
場所の変更もスマートプラグと電球ソケットを引っこ抜いて違う場所に刺し直すだけなのでとても簡単です。
アクアリウムのライトは後述します。
②スマホから操作する
IOSのtapoアプリをSiriのショートカットに組み込んで、アイコンをタップするだけでオンオフできるようにしています。
Amazon echo dotを導入する前はスマホ操作がメインでしたが、今ではあまり使うことがありません。
③タイマーやスケジュールで管理する
アクアリウムのライトは14:30〜0:30の間でオンに、それ以外の時間帯はオフになるようにしています。
8時間点灯しているのは、水草の育成や魚のために一定時間、定時で光を与えるためです。
時間帯が夜なのは、僕がぼちぼち寝る時間に設定することでそれまでの間は間接照明の一部としてアクアリウムのライトを利用するためです。
僕はまだ試していませんが、より高度に自動化(オートメーション)することもできます。
これはIFFF(イフト)と呼ばれるWeb機能の一つで、例えばGPSを利用して
・家に近づくとライトが自動でつく
・家から離れると自動で消灯
なんて事もできます。想像するだけで便利ですよね。
他にもTapoアプリでは「おでかけモード」という防犯性を向上させてくれるモードもあります。

不定期、または定期的に室内に灯りを灯すことができるので
外から見れば、家に誰かがいるように思わせることができます。
特に一人暮らしの女性には心強い機能です。
Tapo P105導入の手順
①Wi-Fiのエリア内のコンセントにTapo P105を刺す
②本体のランプがオレンジと緑に点滅するまで待つ

③点滅したらスマホをTapo P105に近づけ、Tapoアプリを起動して、右上の+ボタンをタップ

④対応デバイスの中からP105を選択する

⑤アプリ画面の「オレンジと緑色に点灯」ボタンをタップ

⑥ネットワーク選択画面になるので使用するWi-Fiを選ぶ
⑦Wi-Fiのパスワードを入力
⑧プラグに管理しやすい名前をつける(「アクアリウムのライト」等)
⑨プラグをセットした部屋を選ぶ(「リビング」等)
⑩識別しやすいようにアイコンを選ぶ、ファームウェアアップデートを待つ
以上です。
工程にすると多いように感じますが、2、3分で終わります。
あとはアプリのホーム画面から⑧でつけた名前のプラグ横のオンオフをタップすればオンオフが切り替えられますし、名前をタップすればオンオフのスケジュールが設定できます。
前述した僕のアクアリウムのライトはここで設定しています。
Siriから音声コントロールをする場合
①Tapoアプリ>マイアクション>右上の+をタップ

②名前、いつ、それからをそれぞれ入力する
「いつ」→タップするだけ
「それから」→Tapoデバイスを操作→プラグを選んでオン、オフなどを選択
※「それから」で複数のプラグを選択すると複数のプラグを一括で操作する事ができます。

③iPhoneのホームに戻ってショートカットアプリを起動>右上の+をタップ


④ショートカット名をつける(実際にSiriで実行する時に呼びかける名前になります)

⑤アクションを追加をタップ>カテゴリ・AppでAppを選択

⑥App一覧からTapoを選択>Tapoショートカットの再生を選ぶ

⑦薄い青字のショートカットをタップし②で作成したマイアクションを選ぶ

文章に起こすと長ったらしいですが、これだけです。これも2、3分で終わります。
あとは「ヘイSiri、○○(ショートカット名)を実行して」と言えば音声からTapo P105を操作できます。
いちいちオンにするマイアクション、オフにするマイアクションを作るより、②のそれからの部分で「オン/オフ」を選んでおけば一つのショートカットだけでオンオフが切り替えられるので便利です。
また、作成したショートカットは「ホーム画面に追加」を選んでおけばアイコンボタンをiPhoneのホーム画面に設置できます。
IOS12からショートカットをウィジェットとしてウィジェット画面(iPhoneホーム画面を左にスワイプ)やホーム画面に設置する事もできるので、Tapoアプリを開かなくても実行できますね。
ただ、少し離れたところにiPhoneがあってもヘイSiriで実行できるので音声コントロールの方が実用性は高いです。
僕もよく動画を見ながらとか、PCで作業しながら音声コントロールを使います。
手を止めたり集中が途切れる事なく声だけで操作できるのでとても快適です。
スマートプラグTapo P105まとめ
・Tapo P105は通電のオンオフのみを切り替える事ができる
・リモコン操作が必要な家電には使用できない
・熱を発生させる家電には火事などのリスクがあるので不向き
・スケジュールやタイマー、IFFFなどで自動化することもできる
・アクセスはスマホアプリ、または音声コントロールで可能
価格も1つ1000円ちょっとで手に入り、手軽なスマートホーム化の第一歩として
導入しやすいので、ぜひ検討してみてください。
暮らしに少し未来を感じることができます。

ご清聴ありがとうございました。